注文住宅を建てるという場合、その間取をどのようにするのかということは快適なライフスタイルのための重要なポイントです。
では快適な間取とはどのようなものなのでしょうか?
この点については、家の中で快適に過ごすためにはみんなの場所を大事にすることがポイントで、広さよりも家族みんなが一緒にいた時に心地が良いということが大切と言われます。
一つの家に住む家族が心地よい距離感で、お互いの気配を感じながら暮らせるということが重要なのです。
家に住む人のライフスタイルは変化します。
その時に考え尽くしても家族もどんどん変わっていきます。
スケルトン・インフィルという家の構造に関する考え方があります。
この考え方は構造躯体は先にしっかりと作り、水廻り設備や部屋の仕切りは寿命も短く、後から変えられるようにした方が家が長持ちするという考え方です。
一度作ったらそれっきりというのではなく家族とともに成長できる家を作っていくのです。
家を作る時に最初にしっかり考えておきたいこととして挙げられているのは、後から変えられないといわれる水廻りと採光、そして音についてのことです。
キッチンやお風呂、トイレなどの水廻りは簡単には移動させることはできません。
キッチンとお風呂を近くにすると給湯設備が共用できます。
水廻りは音の問題などもつきもので、より快適に住むためにこうしたポイントも考えて間取りを作成するということは重要なのです。
窓の位置や壁の防音性も、後から変えづらく、快適な空間を作るためにも南向きや東向きといった家の特徴に合わせて最初に決めてお苦ことが推奨されています。
また、快適性を高めるといった点でも収納もポイントです。
収納は家の2割くらいのスペースが必要と言われ、そうした収納スペースを設けるために、キッチンとダイニングの壁の厚み等を活用した壁面収納や、フロアの下に設けた床下収納など、さまざまな方法があると言われます。
人が居る場所を圧迫せずに収納を設けるといった点でもそうした点を両立させるために間取から考えるということなのです。