気象庁によると、2000年以降、1年間に台風が沖縄県へ接近した回数の平均は8回に及び、2021年7月の台風6号では、2億円を超える被害が出ました。
そこで、新築住宅をご検討中の方が一番にお考えになるのが、「台風に強い新築住宅」でしょう。
今回は、新築住宅における台風対策についてご紹介します。
□沖縄県ではどのような建物構造が多いのか?
沖縄では、コンクリート造の住宅が多いです。
大型台風が頻繁に接近する地域では、コンクリート造住宅が台風の対策として有効であるとされてきました。
コンクリート造住宅も頑丈な造りではありますが、現代では、湿気の多い気候や、大型の台風が来る環境に対する技術が進歩しています。
そして、沖縄でここ数年、増加してきている建築構造が木造住宅です。
昔、沖縄では木造住宅が避けられてきた背景がありましたが、ここ数年で、沖縄県で木造住宅のシェアは、14.5%だったのが、29.1%となり、14.6%もの増加が見られます。
これは木造住宅も技術の進歩により信頼されるようになっていると言えるでしょう。
そもそも木造住宅が避けられた原因は、沖縄に木造住宅が伝わった戦後の時代に、米軍より調達された木材と工法が沖縄に適していなかったことにあります。
□どの建築構造が良いのか?
一概にこの構造が間違いないとは言えません。
なぜなら、それぞれの造りにメリットデメリットが存在するためです。
そこで、それぞれの特徴についてご紹介します。
鉄筋コンクリート(RC)造では、耐震・耐火・防音性が充実しています。
しかしながら、防音性が高いということは、気密性が高いということでもあるのです。
そのため、高温多湿な気候である沖縄では熱がこもりやすく、湿度が高くなってしまいます。また、コストが比較的高い特徴があります。
木造では近年、シロアリ対策が充実してきており、耐火性も高くなっていることが知られるようになりました。
木材は湿気対策に優れており、湿度が高いときは空気中の水分を吸収し、乾燥すると自ら水分を放出し、湿度を調節する特徴があります。
また、通気性が良いため、高温多湿な沖縄県の気候に適していると言えます。
デメリットとしては、防音性が低い点が挙げられます。
鉄骨(S)造では、構想住宅に適した軽量さが魅力です。
揺れが大きく感じる特徴がありますが、耐震性に優れています。
近年では耐火性が上がってきていますが、依然として防音性はあまり期待できません。
□まとめ
沖縄ではコンクリート造が主流とされてきましたが、時代と共に技術は進歩しています。
また、それぞれの造りに良さがあり、欠点があります。
当社では、低コストな木造住宅を提供していますので、新築住宅の選択肢として、少しでも木造をお考えの方は当社の相談ダイヤルの方へご相談ください。