住宅を購入する際、特に中古住宅を購入する際には、様々な点について注意を払っていかないといけません。
そこで、住宅を購入する際に知っておきたいことの1つ、外壁について紹介していきます。
まずは、外壁の種類です。外壁の種類は大きく5種類あります。その1つ1つを順に見ていきましょう。
1つ目は、窯業系サイディングです。
これは、セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した外壁材です。
コスト・機能性・デザイン性など、外壁材として総合的に優れているとして、現在の新築木造住宅でかなりのシェアを誇っています。
窯業系サイディングの大きな特徴は、デザインが豊富にあることでしょう。そのため、自分好みのデザインを見つけやすいところが魅力です。
しかし、サイディング材は、10年を目安に劣化が目立つようになります。定期的なメンテナンスが必要となり、塗り替えもしなくてはならないでしょう。
2つ目は、金属サイディングです。
これは、金属特有のスタイリッシュなデザインが特徴です。
また、軽量のため、地震などの揺れの振り幅を軽減することも利点でしょう。しかし、素材が薄いため、少しの衝撃で傷がつくなど、デリケートな素材と言えるでしょう。
3つ目は、タイルです。
タイルは、粘土を板状にして焼いたもので、外壁だけでなく床や内装など様々な所で使用されています。
タイルで外壁を作ると、高級感溢れる重厚なデザインに仕上がります。また、近年ではタイル浮きが少なくなったため、メンテナンスがかからないでしょう。
しかし、初期コストは他の壁材と比較すると高くなります。
4つ目は、塗り壁です。
塗り壁は、左官職人が土やセメントなどに水や糊を配合した泥状のものを壁に塗りつけ、硬化させる仕上げ方です。
塗り壁は、独自の質感を表現でき、継ぎ目のない美しい外壁に仕上がります。
しかし、ひび割れが起こりやすく、汚れも目立つことが難点と言えるでしょう。
最後は、ALCです。
ALCとは、気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種です。
ALCは、耐久性・断熱性・遮音性・防火性に優れるという特徴があります。
しかし、コストがかかってきてしまうので、コストパフォーマンスの点は期待できないものです。
以上が、壁材の特徴です。
ぜひ、住宅を購入する際には、外壁についても配慮してください。