住宅と人間は似ている部分があります。
両者は、生命があるものとない物でほとんど共通点がないように思われがちですが、どちらも時間が経過すると劣化して行くという意味では共通しているのです。
人間の場合には、30代ぐらいから老化が始まります。
住宅は、最初の15年ぐらいは特に劣化といわれる部分は少ないですが、15年を経過したぐらいから外壁塗装などのリフォームをしなければならなくなります。
30年を経過する頃には、メンテナンスがいい加減な家は住むことが難しくなるでしょう。
40年もするとメンテナンスがいい加減な家はお化け屋敷のようになります。
人が近づかなくなるばかりか、近所の子供達が肝試しにやって来るかもしれません。
近づくのは郵便配達員や宅配便の人ぐらいではないでしょうか。
このように、住宅も時間の経過とともに劣化するのです。
この点、時間が経過して劣化する場合でもしっかりと定期的なメンテナンスをして入れば、30年経過しても40年経過しても問題なく住むことができるのではないでしょうか。
もし、放置すると修復が困難な状態になり、工事費用が高額になることは覚悟しなければなりません。
リフォームをする場合には、築年数ごとに必要なリフォームは異なるのです。
築年数が20年ぐらいであれば部分的なリフォームで十分ですが、40年も経過する頃には大規模リフォームが必要になるでしょう。
また、家の部位別にリフォーム時期は異なるのです。
例えば、外壁塗装なら15年おきにしますが、水回りの交換は20年から30年に1度で十分でしょう。