住宅は建てた頃が、建物が一番新しいという事実をどこまで認識できるでしょうか。
住宅も10年も経過すると何カ所か交換しなければならない設備や備品が出てきます。
特に毎日頻繁に使う物は壊れ易いのです。
その一つが水回りになります。
水回りには、洗面所や浴室、キッチン、トイレの4種類がどの一戸建て住宅にもあるでしょう。
場合によってはトイレが2つ、洗面所が2つある家も決して珍しくはありません。
それらが壊れることを前提にお金を貯めておかなければならないのです。
いざ、リフォームする段階になってお金がないのではどうすることもできないからです。
では、どれくらいお金を貯めておくべきでしょうか。
まず洗面所です。
洗面所はピンキリになりますが、だいたい15万円ぐらいで交換をすることができます。
少しデザインがいい物や機能的なものであれば20万円以上します。
次にトイレです。
トイレは便器を交換する場合には安い物であれば8万円ぐらいになります。
タンクレストイレなどは少し高くなっており20万円ぐらいは必要になります。
浴室はどうでしょうか。
給湯器を取り替える場合であれば15万円ぐらいで交換可能になりますが、ユニットバスの浴槽自体を交換する場合には、80万円から100万円ぐらいはかかると考えておいた方がいいでしょう。
最後はキッチンです。
キッチンは丸々交換するとなるとやはり80万円ぐらいはかかります。
賃貸物件のキッチンとは違い、一戸建て住宅のキッチンはサイズが大きいので、どうしても高くなってしまいます。
キッチンのリフォームのタイミングは、周りやガス周りの劣化状態で見るといいでしょう。
ただ、水まわり・ガスまわりの劣化状態は、見た目にはわからないことがほとんどになりますので、業者に来てもらって確認をしてもらうのもいいでしょう。
また、しつこい油汚れ、カビは取れないので、その時も交換をするタイミングになります。
それ以外にも、排水溝のヌメり、詰まり、においが気になる場合、蛇口、シンク下から水漏れがしている場合も交換の合図になります。
特に不便さを感じなくても定期的なメンテナンスをしておきましょう。