家というのは、建てたとき、あるいは購入したときはとても美しい状態ですが、それがいつまでも続くことはありません。
一戸建ての場合、365日、外装は屋外にさらされているので、雨風の悪影響をうけていますし、紫外線で塗装が傷んだりしています。
さらに、一戸建ての場合は、マンションとちがって地面の上に家がたっています。
そのため地面に面しているところに蟻や、害虫がすみついて家を傷めてしまうという被害もでてくることがあるのです。
特にシロアリなどは要注意で、放置しておくと家の柱を食い尽くしてしまいます。
1匹でも見つけたらそれはもっとたくさんの、シロアリが住みついている可能性があるので、早急に対処が必要です。
また雨漏りにしても、目に見えるところばかりでなく、目に見えないところでも起こっている可能性があるので注意が必要です。
目安としては、防蟻工事は5年おき、外壁の塗装は10年おき、水まわりの設備交換は15年〜20年程度で行うべきです。
ただ、そう思っていても、家のローンに追われていてリフォームや修繕までお金が回らないということで、先延ばしにしているケースもあります。
その結果家の構造にも被害がおよぶような大きな問題になってしまっているケースがあるのです。
そうなると家のリフォームを先延ばしにするとリフォーム費用が過剰にかかる可能性があります。
場合によっては、一番はじめに問題が気がついたときでしたら、そんなにたくさんの費用がかかることもなく修繕がおわってしまうのに、
そのうちやろうと1年、2年と伸ばしたために、家の広範囲に被害が及ぶこともあるのです。
そのため、リフォームの必要な時期の見極めをちゃんとする必要があります。
ただ、リフォームが必要な時期を素人が気が付くというのはなかなか難しいものです。
5年後とか10年後とかの節目に専門家に見てもらうなどすると安心して暮らすことができます。