家を建てたいけれど、給料が上がらない、住宅ローンの支払いが負担になるなどの理由から、家を建てることに二の足を踏む人が少なくありません。
今回は、住宅を建てるときの補助金制度についてご紹介します。
まず、少しでも住宅を建てたやすくするために、国が新築住宅へ補助金を出す制度である「すまい給付金」を設置しています。
この「すまい給付金」は、5%から8%に引き上げられた消費税による負担を減らすために設けられているもので、2019年6月まで受け取ることができます。
住まい給付金の対象になる家の条件は、床面積が50平方メートル以上、第三者機関から検査を受けた住宅、そして工事完了から1年以内で、居住実績のない住宅であることが定められています。
家の引き渡しを受けて条件にあてはまっていたら、申請してすまい給付金を受け取ることができます。
また、長く安心して住めて、エネルギー面でも工夫がある省エネ住宅を建てたときに「省エネ住宅ポイント」を得ることができます。
「省エネ住宅ポイント」は、ある一定の基準を満たし省エネ住宅と認定された家にポイントが付与され、それは商品や地域商品券、プリペイドカードなどに交換することができます。基準を満たしていれば、30万ポイントが付与されるので家計にも助かる魅力的な制度です。
他にも、各自治体による県産材使用の新築住宅への補助金がでることもあります。
この補助金は先ほど述べたような他の補助金と一緒に使うことが可能な場合が多いです。
ダブルで補助金を得ることができれば建築費用の負担を減らすことができます。
ただこれらの補助金制度は自分から条件を確認して申請しなければ、給付金やポイントを受け取れないので、住宅を建てるときに工務店と相談したり、自治体からの情報収集を行っておく必要があります。
自治体による補助金は予算が春先に確定し、予算が満たしてしまうと申請できなくなることもあるので注意が必要です。
申請期間も定められているため、期間を過ぎてしまうと申請できなくて損をしないように気を付けましょう。