木造住宅と聞くと、良い印象が無いという話をよく聞くかもしれません。
イメージ的にも、木造住宅よりも鉄筋コンクリートで建築された建物のほうが強度が絶対強いと思いますよね。
確かにそれは間違いではありませんが、木造住宅は木造住宅で、非常に沢山のメリットがあります。
マイホームの建築を木造住宅と考えた場合、木造在来工法での木造住宅は日本で最も多く建築されているタイプのマイホームです。
まずは費用の問題で木造住宅は鉄筋住宅より費用が安く済むことが多いのです。
また木造住宅は建設後のリフォームや増築がしやすく、自由度が高いというメリットもあります。
二階部分を吹き抜けにして居住性を高め、管理の手間を軽減する減築や、部屋数を増やす増築もしやすいのが魅力です。
■断熱性に優れている(熱伝導率が低い)
木造住宅の特徴のひとつに、断熱性に優れている(熱伝導率が低い)という点があります。
木の中には無数の細胞の空間があり、そこには空気が入っていて、その無数の空間があることで熱を伝えにくくしているからなのです。
羽毛布団などと同じで、中の熱を逃がしにくく、外の温度を伝えにくいということです。
この熱伝導率はコンクリート住宅と比較しますと、おおよそ15~20分の1と言われています。
■吸湿性が高い
木材には調湿作用があり、室内が乾燥すれば湿気を吐き出し、湿度が高くなれば空気中の水分を吸収するという性質がありますので、コンクリート住宅と違って室内空間を快適に保つ天然の湿度調整機能が期待できます。
高温多湿な沖縄の風土には、夏涼しく冬温かい、湿度を調整してくれる木造住宅は適していると言えるのです。
■アレルギーに強い
木造住宅はアレルギー物質を含んでいないので、アレルギー体質の方でも安心して住む事が出来ます。
■木のぬくもりに包まれる安心感
やはり一番は木の温もりに包まれる安心感でしょうか。
特に木造住宅は、日本人に馴染みが深いので、精神的にも落ち着くことが出来るのです。